A word


ひとり言
近ごろ、夢を見ている人達が少なくなったと思う。
長引く不況、将来への不安、無理もない。
しかし、「自分の家を建てたい」多くの人が見る身近な夢ではないだろうか。
その夢も「予算がないからこれくらいしかできないでしょう、これは難しいでしょう」あきらめ顔で施主が言う。
これでは設計する側も力を発揮できない。
「予算はなく敷地も悪い。あらゆる条件が悪いけれどこれに応えられるか」と問われるとムラムラと力が湧いてくる。
そんな中で力を発揮することこそが建築家の仕事と思っている。
「より多くの人の夢をかたちにすること」これが私の夢である。